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青梅聖天社
青梅聖天社イメージ 八幡宮の傍らを過ぎ、建長寺の方へ通ずる小袋坂(巨福呂坂)から左側に岐れた小坂を地元では通称、聖天坂と呼んでいます。ここを登ってゆくと、さらに苔むした石段があり、青梅聖天社が祀られています。

聖天とは正しくは歓喜天といい、インドに由来する神様です。わが国には仏教とともに伝わって、夫婦和合・安産・福徳の神として崇敬されました。このお社の御神像は象頭の夫婦双身像であり、南北朝時代の作品として鎌倉市の文化財に指定されています。(現在は鎌倉国宝館に寄託中)

宝戒寺に伝わる聖天像や、女流日記『とはずがたり』にも登場する押手の聖天の記述などから、中世の鎌倉でも聖天が衆庶の信仰を集めていたことが窺えます。また、聖天には大根を炊き込んだ大根めし、あるいは穀類をこね合わせて揚げた歓喜団という菓子をお供えして祀るならわしがありました。

この青梅聖天社には、その名の由来を物語る面白い伝えが残されています。病に罹った鎌倉将軍が時季外れの梅を求めたところ、このお社の前に実った青梅を得て、それを食するとたちまち回復したということです。

このお社は江戸時代までは鶴岡八幡宮供僧坊の内の最勝院が管理をしていたことが『新編相模国風土記稿』に見えています。例祭は7月25日に行われ、この時には聖天坂にかわいらしいぼんぼりが飾られます。

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